ベルハウスの家は「湿気」と「化学物質」を軸に考えた家づくりです。
先にあげた健康な材料を使う以外にも、日本では湿気対策を考えることが重要です。
呼吸する断熱材、セルロースファイバーを使った「現代版土壁の家」です。
木質繊維が原料となる天然素材の「断熱材」がセルロースファイバーです。
周囲の湿度が高くなれば水分を吸収し、低くなれば放出する性能です。
つまり、セルロースファイバーは、木質繊維の持っている吸放湿性により、表面結露、内部結露を防ぐのに大きな効果があります。
これによって家の「耐久性」が増します。
セルロースファイバーは、混合するホウ素系薬剤(ホウ酸・ホウ砂)の効果により、万一の火災の際でも、炎が急激に燃え広がる危険を抑えることができます。
また、一部の発泡系断熱材のように人体に有害なガスを発生したり、熱で溶けることが無く安心です。
木の家づくりに安全も欠かせません。自然素材だけども優れた「防火性能」を持っているのがこのセルロースファイバーです。
防音性能には「吸音性能」と「遮音性能」があります。
セルロースファイバーはこの2つの性能を合わせもっています。
1本1本の細かな繊維質が絡み合い、摩擦を起こし音を吸収します。一方、セルロースファイバーの充填は家の壁一面に施工します。
この時、「パンパン」にセルロースファイバーを入れていく為、密度が高くなります。その為、「重さ」が出てきます。
この「重さ」が音を伝えなくするための「遮音性能」に役立っています。